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旧地名を知ることで災害を予防・軽減することができるかもしれない

カテゴリ:朝日リビング:ニュース☆
突然ですが、今お住いの家や現在購入を検討している土地の旧地名、知っていますか?

今から7年近く前の8月20日未明、広島市内での局地的豪雨によって発生した安佐南、安佐北両区での住宅街で大規模の土砂災害が発生し、52名もの尊い命が奪われました。

当時筆者の私は安佐北区に住んでいましてね。
山々から離れた土地に賃貸アパートがあったことで事なきを得たのですが、友人の家は土砂で家の一部や車が流され、毎日通勤して見慣れていた景色が様変わりし、その当時の衝撃たるや。
7年経った今でも昨日のことのように鮮明に思い出されます。

あの日から数年経過して、広島から神奈川に引っ越してきた時にある記事が目に留まったんです。

同市、安佐南区八木地区の八木三丁目辺りはその昔「蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)」と呼ばれ、時代とともに「八木上楽地芦屋」、さらに現在の「八木」に変わったということだそうで。

「蛇」が付く地名は全国にあり、激しく水が流れ落ちる様や土石流を蛇に見立てたのが由来だそうで、過去土砂災害があった地であることを地名として後生に伝えていたとテレビで報道され、瞬く間にネットで話題になっていたそうです。

農林水産省が2008年にまとめた「地すべり災害を予防・軽減するための活動の手引き」によると、地名を調べることで、地すべりの危険のある場所を知ることができるといくつかの例を挙げ説明しています。




地すべりはその動きから、昔はツエ(潰れ)やヌケ(抜け)、クエ(崩れ)などと呼ばれているのですが、こうした名前は市町村の合併や宅地造成の折に変更されることもあり、近所に住んでいても知らない人も多くなっているそうです。ちなみに、蛇がつく地は緩慢な動きを表していることから、地すべりに関係していることが多いそうです。旧地名を調べるだけでなく、近隣のハザードマップなど確認し、もしもの時に備えてください。

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