前回の記事では主に室内で死亡事案の発生したケースと、その不動産の扱いについて紹介しました。
今回のは直接的な要因ではなく、間接的に事故物件になってしまった「不憫」な事故物件のご紹介です。
(これは筆者が実際に目にしてきた事例になります)
まず1つ目、隣の物件のとばっちりを受けたケースです。
賃貸物件の募集広告を確認していた際に、募集していた全室に告知事項の表記がありました。
気になって調べましたが、その建物で何かしらの事件や事故があった事実は見つからず暗礁に乗り上げていた際に、隣の建物で過去に事件があったことが判明しました。
内容を確認してみると、どうやら隣のマンションから飛び降りてしまい、その際に該当マンションの駐輪場の屋根に落下してしまったとのことでした。
人が亡くなっているので何とも言えませんが、これはもう不可抗力としか言いようがないと思います。
続いて2つ目になります。
1つ目の物件と同じようにこちらもとばっちりなのですが、直上の部屋で殺人事件が起きてしまったパターンです。
隣のマンションから落ちてきてしまったり、老衰や病死といった致し方無い死因ではなく、かなりインパクトの強い告知事項になってきます。
とはいえこれもその部屋で事件が起きたわけではなく、直上の部屋で事件が起きてしまったが故に告知事項付きの部屋となってしまった悲しい事故物件です。
余談ですが、直上の部屋で殺人事件が起きてしまったが故に告知事項付きとなってしまった部屋に実際に内見に行きましたが、明らかに空気が変でした。
事前に窓を全開にして換気扇もフル稼働、籠った空気は入れ替えたはずなのですが、それでも禍々しい空気が部屋にはありました。
巻き込みで事故物件になってしまった部屋の無念が漂っていたのでしょうか。
最後に3つ目です。
分譲のタワーマンションのある一室が募集されていたのですが、その部屋以外には告知事項の表記がありませんでした。
タワーマンションなので飛び降りによる告知事項かなと思い調べましたが、その部屋ではそのような事件はありませんでした。
別の部屋では飛び降りがあったようですが、募集している部屋ごとに表記ゆれがあるのだなと納得していました。
ところが後日現地付近を通りかかった際にあるものを見つけました。
なんと反社会的勢力の事務所が物件の近くにありまして、実際に募集していた業者に確認したところ、やはり反社会的勢力の事務所があるからだと回答がありました。
これこそ物件の全部屋に告知事項として記載すべきだとは思いましたが、その道の方々は近隣の住民とトラブルを起こすどころか、むしろ地域社会に溶け込んで生活をしているようでした。
某堂島の龍が活躍する作品のように、歩いているとあちこちから絡まれるようなことはなく、平和な住宅街で溶け込んでいる感じでした。
(そもそも歌舞伎町だってあんなに治安悪くないです)
ということ実際に筆者が見てきた「不憫」な事故物件はいかがだったでしょうか。
今回は3件の紹介でしたが、今後も時々このような内容を書いていきたいと思います。
本当にヤバい内容は書きませんが、くれぐれも夜にこのシリーズを読むのはお控えください。
寝れなくなっても責任は負えません。
もし寝れなくなってしまったら朝日リビングニュースを片っ端から読み漁って眠気をお待ちください。
それではまた次回!