近頃育休に関するニュースをよく見かけています。
警察でも男性警官の育休取得率30%を目指すなどとの報道がありました。
子育てに関わるお休みだと産休や育休がありますが、ストレートに表現するとお仕事をお休みしていることになります。
これって住宅ローンは組めるのでしょうか?(ここから本題です)
まず結論ですが、育休中でも契約できる住宅ローンはあります。
ただし、どの金融機関でも契約できるわけではありませんし、利用できる金融機関でも条件として「復職することが前提」などがあり、それらの条件を満たさなければ審査に通らないこともあります。
復職することが前提だとしても、審査では厳しく見られることがほとんどです。
その理由の一つとして、職場に復帰できる保証がないからです。
様々な理由から、本人が復職を希望しても必ず復帰できるとは限りません。
仮に次のお子さんが生まれることになれば、また産休や育休を取得する可能性があり、安定的な収入に不安が残ります。
また、待機児童問題があるように、幼稚園や保育園に空きが無く、予定通りの復職が叶わないかもしれません。
育休が明けたら職場に復帰し、育休前と同じような安定した給与を得られ、返済が滞るリスクが少ないと判断されれば、住宅ローンの審査に通る可能性が高まるでしょう。
金融機関からすると、貸したお金を返してもらうことが重要なので、復職できずに安定した収入が得られないと、返済が滞るリスクが高いと判断されます。
復職していることが住宅ローンの実行条件になっている場合は、引き渡しの時期にも影響してくることなので、育休中の住宅購入を検討している場合は計画性をもって動くことが大切です。
金融機関としても、返済が難しい方への融資はリスクとなりますので、借りる側も貸す側も安心できることが一番です。