首都圏の不動産|朝日リビング > 町田本社営業部のスタッフブログ記事一覧 > 家の買い時はいつ?(その2)

家の買い時はいつ?(その2)

カテゴリ:朝日リビング:ニュース☆
□「安い時に買う」は危険
買い時という言葉を使う場合に、価格が安いタイミングを指すことがあります。
しかし、昨今の住宅市場を鑑みて、安い時を狙うのはあまり現実的とは言えません。
不動産は価格が高いほど資産価値を維持しやすいという特徴があるため、安さに重きを置く住宅購入は、むしろ危険な考え方とも言えます。
安い時を狙うのが難しい理由は物価上昇です。
バブル崩壊から失われた30年と言われてきましたが、金利は異常なほど低水準で、可処分所得は下がる一方です。そして物価は30年間対して上がってきませんでした。
食料品や生活必需品の値上げのニュースが毎月のように報道され、給料は対して上がってないのにモノの値段だけが上がっていると感じている方も少なくないと思います。
日本は経済成長のために物価上昇を目指していて、物価が上がるということは建築にかかるコストも上がり、不動産価格も上昇します。
一般消費者がタイミングを見極めるのは難しいですが、物価が上がる前というのは、間違いなく家の買い時と言えます。
つまり、安く買うことを重視したい方は、早く購入した方が良いという判断となります。

こういった状況で安く買おうという考えが危険なのは、既に物価上昇は始まっているので、イメージされている普通の物件は割高に見えるからです。
安さを追求するがあまり、今後の資産価値の維持が難しくなる地域の物件や、安易に旧耐震の物件などに目が行ってしまいます。
現在進行形で、しかも世界規模での経済不安定が続いているので、特に今の時期に住宅購入を検討される場合は、資金計画をしっかり検討することをお勧めします。

□結局のところ買った時が買い時だったと納得する
一般に不動産の買い時は「金利が安い時」「不動産価格(相場)が安い時」「物価が上がる前」と言われますが、狙って購入するのは難しいというのがこれまでの説明でご理解いただけたと思います。
身も蓋もない言い方になりますが、あれこれ悩むよりも結局のところ買った時が買い時だったと、無理やりでも納得せざるを得ないのが現実です。

バブルと言われる時期、住宅ローンの変動金利は最大8.5%の高水準でした。
土地値も高騰し、郊外の住宅が今では考えられないような金額で販売されていました。
当時はまだ家が足りない状況だったため、その頃の人達はそんな状況でも家を購入していました。
10年も待てば状況は大きく変わったのですが、ライフイベントにおける10年は非常に長い期間で、人生の計画を大きく変える必要がありましたし、何より誰も景気が悪くなるなんて思いもしなかったからバブルと言われた訳で、結局のところ無理やりにでもあの時が買い時だったと納得せざるを得なかったのです。

今の経済状況では、お金の面を考えてあれこれ検討するがあまり時間を無駄に消費しても「あの時に買っておけばよかった」という結果になりがちで、冒頭にも記載しましたが「家を買うと決めたら」「将来的に家を買いたい人」は、いつ買うかよりも、なるべく早く購入した方が良いと言えます。

ただしこの「買った時が買い時だった」には一つだけ条件があります。
それはいつでも売ることができる家を買うということです。
先ほどバブルの頃を例に挙げましたが、買った家を売って住み替えるというのは、住宅購入=新築だった当時はできなかったことです。
令和になった今は当時に比べても中古住宅流通市場が発達しているので、将来の売却を想定して住宅購入することは当たり前ですし、何より困った時に家を売ってリセットできるのは、令和時代の住宅購入ならではの安心材料です。
いつでも売ることができる家を購入するためには、自分にとって100点ではなく、自分にとっても他人にとっても60点が取れる判断が必要です。
特にインターネットの物件広告を見ることから住宅購入を始めた方にとっては、なかなか考えを改めることができない部分も多いので、今回の記事をご覧になって「いつでも売ることができる家」に少しでも興味を持った方は、まずはお気軽にご相談ください。
≪ 前へ|中古住宅リフォームで理想の住まいに(その1)   記事一覧   土地の権利について|次へ ≫

トップへ戻る

売買物件を探す

賃貸物件を探す