以前都内の有名観光地を歩いていた際に、マンションの解体現場に遭遇しました。
大通りから一本内側に入った場所でしたが、敷地の大きさもそこそこ、立地条件も良い土地でした。
先日同じ場所を通る機会がありましたが、その土地には立派なマンションが建っていました。
老朽化に伴い建て替を行ったのでしょうが、色々と揉め事もあったのかなと勝手に考えていました。
今回はマンションの建て替えについて、大まかな内容です。
■そもそも建て替え自体しているの?
マンションの築年数が経過し、老朽化が進むと「建て替え」の話題も出るようになります。
しかし、話題に上がっても実際に建て替えられているケースは少ないのが現状です。
国土交通省の調査では、工事完了と建て替え中を合わせても300棟ほどとの結果が出ています。
この棟数には再開発で建て替えられた比較的新しいマンションもありますので、老朽化などに伴い建て替えを行った「本当に必要】なケースはもっと少ないでしょう。
■どうして老朽化しているのに建て替えないのか
マンションの建て替えを阻む理由はおおまかに3つです。
1.住民の反対が多い
2.建て替えに必要な費用の負担が大きい
3.法律上建て替えられないマンションが多い
上記の理由でいかにマンションの建て替えが難しいかを感じていただけたでしょうか。
簡単に言い換えるのであれば
1.人の問題
2.お金の問題
3.法律の問題
このようになります。
この時点でもう考えたくない方もいると思います。
しかし集合住宅を購入して住んでいる以上、いつかこの問題と向き合う時が来てしまいます。