首都圏の不動産|朝日リビング > 町田本社営業部のスタッフブログ記事一覧 > 空き家問題②ー放置によるリスクー

空き家問題②ー放置によるリスクー

カテゴリ:朝日リビング:ニュース☆
前回では、空き家が増加している要因についてお話ししました。
今回は空き家を放置することで起こりうるリスクについてお話します。

・土地の固定資産税が上がる可能性がある
空き家の固定資産税の問題は、使用されていない土地に対し高い税率が適用される可能性があるため、金銭的負担が増加することがあります。

固定資産税の計算は、土地や建物の評価額に基づいて行われ、その税率は地域や物件の状況によって異なりますが、固定資産税の標準税率は1.4%です。

都市計画税は市街化区域の土地や建物にかかる税金で、一般的には0.3%の税率が適用されます。
これらの税率を適用すると、空き家の年間の固定資産税は数万円から数十万円になることがあります。
空き家となっている土地は、通常より高い税率で課税される場合があるため、所有者にとって金銭的な負担が大きくなることが指摘されています。

・買い手が見つからなくなる
長期間放置された空き家は、物件の劣化や周辺環境の変化により市場での競争力が低下し、買い手が見つかりにくくなります。
具体的な理由としては、屋根の破損や壁の亀裂が進行し、雨漏りや害虫の発生が起こる可能性、給排水システムの劣化による水漏れや詰まりのリスク、また、空き家周辺の過疎化や商業施設の撤退による地域価値の低下などです。
このように建物の老朽化や損傷、設備の陳腐化、近隣環境の悪化、不動産市場のトレンドからの乖離などは非常に大きなリスクです。

時間が経過すればするほど、これらの問題は深刻化し、買い手を見つけることが一層困難になるため、空き家の売却は早めに行うことが望ましいと言えます。

・害虫や倒壊の恐れがある
放置された空き家は、害虫の発生や建物の倒壊のリスクもあります。
害虫は衛生的な問題を引き起こし、近隣住民に被害を与える可能性があります。
建物の老朽化は倒壊の危険性を高め、近隣の安全に直接的な脅威をもたらすことがあるでしょう。
このようなリスクがあると、物件の魅力は低下し、結果として財産価値が下がる可能性があります。
投資家や購入希望者は、これらのリスクを考慮して価格を決定するため、空き家を放置することは経済的損失を招くことになります。

空き家をリノベーションしているのを見ますとなかなかお洒落な空間だったりしますのでお住まい探しに中古住宅も考えて頂ければと思います。
≪ 前へ|資金計画について(その2)   記事一覧   お部屋のスペースを活用しよう!|次へ ≫

トップへ戻る

売買物件を探す

賃貸物件を探す