マイホーム界、伝統の一戦
持ち家か賃貸かというのは、マイホームの購入を考える方々にとって必ずといっていいほどぶつかる壁ではないでしょうか。
同じ条件で賃貸と持ち家を比べた場合、住宅費の生涯コストはほぼ同じとよく耳にします。
それならば、同等のコストに追加で住宅ローンというリスクを抱えてまで「持ち家」という選択をする必要はないと感じるかと思います。
何らかの原因でローンの返済が滞ってしまう「爆弾」を抱えていると表現しても過言ではないでしょう。
2020年に世界を混乱に陥れたコロナ禍では、収入が激減してしまったり、職を失ってしまい住宅ローンの返済が滞ってしまう事態も発生しました。
しかし、賃貸と持ち家でコストはあまり変わらないかも知れませんが、差が出るのは老後のようです。
ローンが終われば身軽になれるのが持ち家ならば、賃貸は一生家賃がついて回わります。
仮に同じ金額を払い続けても、自分の資産になるかそうでないかの違いもあります。
老後2000万円問題や、年金制度の不安があるこの現代です。
戻れる実家がある人や老後の資金が3000万円以上用意できる人以外は、持ち家を選択したほうがよさそうです。
この3000万円というのは、一般的な夫婦世帯に必要な老後資金の不足分といわれています。
ちなみに4000万円の持ち家と家賃14万5千円の賃貸の生涯費用を比較すると40年でその差はほぼ無くなるといわれています。
ここで持ち家と賃貸のメリット・デメリットを比較してみます。
持ち家
メリット
・資産になる
・建替え・リフォーム等が自由にできる
・住宅ローン返済後は費用負担が軽減できる
・他人に貸せる
デメリット
・固定資産税等がかかる
・管理費・修繕費等がかかる
・簡単に買換えができない
・借入期間中はローンの負担がある
賃貸
メリット
・簡単に住み替えできる
・固定資産税等はかからない
・管理費・修繕費等がかからない
デメリット
・入居の初期費用や引っ越し代などがその都度発生する
・家賃を払い続ける必要がある
・高齢になると借りにくい
持ち家か賃貸かについてはどちらが得かという観点もありますが、
少し先の自分達が年金生活する頃をイメージした上でそれぞれのメリット・デメリットを考慮して、
個人の価値観や状況に応じて選択することも一つの手段ではないでしょうか。
持ち家か賃貸かの選択は悩むことも多いかと思います。
・持ち家がいいけど転勤や今後の環境の変化かあったらどうしよう…
・賃貸がいいけどいつまで住み続けられるのか…
・今の収入なら持ち家と賃貸どっちがいいのだろう…
・そもそも何もわからない…
このようなお悩みはありませんか?
朝日リビングでは不動産の売買や賃貸はもちろんですが、不動産に関するご相談も承っています。
生活スタイルや好みに合わせて、最適な選択のお手伝いもさせていただきます。